今回は、子どもの癇癪の理由と対処法をお伝えしていきます。
私は、東京都江戸川区の葛西エリアで20年以上保育園を運営しております。
(中葛西幼保園)
「癇癪(かんしゃく)」は、よくある子どもの行動です。
それぞれの子どもと向き合い、上手くコツをつかんでいる保育園では、「毎日の関わり」の中から
模索し対処法を探していきます。
保育園の中では、ごく自然に対処できますが、家庭ではどう対処したらいいのか分からない場合もあるのではないでしょうか?
子どもの「癇癪」には、必ず理由があります。
私たちはまずを理解し、対処法を探していく必要があります。
癇癪の理由
子どもが癇癪を起こす理由は様々ですが、その中でも主なものをご紹介していきます。
感情の表現不足
小さな子どもは感情を言葉で表現するのが難しいため、感情が爆発することで自己表現を試みることがあります。
欲求や不満、ストレスなどをうまく表現できず、癇癪を起こすことがあります。
欲求不満
子どもは自分の欲求がかなわないときに癇癪を起こすことがあります。
特定のおもちゃが欲しい、自分の思い通りにならない、他の子どもとの競争で負けたなど、様々な状況が考えられます。
疲れやストレス
子どもも疲れやストレスを感じます。
長時間の外出や興奮したイベント後、睡眠不足や過度の刺激などが原因で癇癪を起こすことがあります。
環境の変化
新しい環境に適応することが難しい場合、子どもは癇癪を起こすことがあります。
例えば、家族旅行や引っ越しの際など、日常生活の中での変化が原因となることがあります。
癇癪に対処する方法
子どもの癇癪に対処する方法は、冷静に親や保護者が対応し、子どもの感情や状況を理解しつつ、適切なアプローチを取ることが重要です。
それでは、具体的な対処法をご紹介していきます。
冷静に対応する
子どもが癇癪を起こしたときには、まず自分自身を落ち着かせましょう。
感情的にならず、冷静な対応が子どもに安心感を与えます。
この時の不安定な気持ちが、そのまま子どもに移ってしまいます。気をつけないといけない所ですね!
感情の理解
子どもの感情を理解しましょう。
子どもがなぜ癇癪を起こしているのかを考え、その背後にある感情や欲求を理解することが重要です。
穏やかなコミュニケーション
子どもと目を合わせて、穏やかな言葉で話しかけましょう。
子どもが安心して感情を表現できるようなコミュニケーションを心がけましょう。
ポジティブなリダイレクト
子どもの注意を他のことに向けることが効果的です。
例えば、おもちゃを与えるのではなく、子どもの興味を他の活動や遊びに誘導しましょう。
疲れやストレスの軽減
子どもが疲れやストレスを感じている場合は、休息やリラックスの時間を与えましょう。
安定した日常生活や十分な睡眠も重要です。
これは、大人も同じくストレスを感じないように気を付けているかと思います。それと同じことですね!
予防策の構築
癇癪を予防するために、子どもとのコミュニケーションを大切にし、ルーティンやルールを定めます。
予測可能な環境を整え、子どもが安心して行動できるようにしましょう。
予防策を沢山用意している方が、ゆとりが出来ますよね。とてえも大切なところです。
外食中の癇癪への対処法
子どもが外食中におもちゃを欲しがり、それを買ってもらえないと癇癪を起こす状況を考えてみましょう。
この場合の対処法をご紹介します。
冷静に対応する
子どもが癇癪を起こしても、親は怒りや焦りを表に出さず、冷静に対応します。
周囲の目を気にせず、子どもと向き合いましょう。
感情の理解
子どもがおもちゃを欲しがる理由を尋ね、なぜそれが欲しいのかを理解しましょう。
まだ言葉が話せない場合は、別の部分に気持ちを持って行けるようにしましょう!
子どもが自分の気持ちを説明する機会を与え、聞き入る姿勢を示します。
穏やかなコミュニケーション
子どもの感情を尊重し、穏やかな言葉で子どもと対話します。
おもちゃを買わない理由を子供に説明し、代わりに楽しい時間を過ごせるよう提案します。
ポジティブなリダイレクト
子どもの注意をおもちゃの代わりに食事や周囲の景色などに向けます。
親は子どもの興味を引く要素を見つけ、楽しい体験を提供します。
疲れやストレスの軽減
外食は子どもにとって刺激的な経験です。
長時間の待ち時間や食事の際の静かな行動などがストレスとなり、癇癪を引き起こすことがあります。
親は子どもが疲れやストレスを感じる前に休憩を取り、リフレッシュする機会を与えます。
予防策の構築
外食前に子どもとルールを話し合い、おもちゃを買わないことや食事の待ち時間について理解させましょう。
子どもが外食に慣れるために、家族で定期的に外食を楽しむ機会を増やすのも方法の一つです。
まとめ
これらの対処法を通じて、子どもの癇癪を乗り越えることができます。
親や保護者は子どもの感情を尊重し、穏やかなコミュニケーションを通じて子どもとの信頼関係を築きます。
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