子どもの学力は、将来の成長や社会での成功に大きな影響を与える重要な要素です。
私は東京都江戸川区の葛西エリアで保育園を20年以上運営しております。
(中葛西幼保園)
よくあるご相談の中で、よくある内容のものがあります。
子どもの基礎学力はいつ決まるのでしょうか?
中葛西幼保園でも、様々なカリキュラムや取り組みを行っておりますが、「子どもの基礎学力」についてのご質問も非常に多いのを実感しております!
今回は、子どもの発達段階や学習環境の重要性について詳しく解説します。
【子どもの基礎学力】発達段階と学習環境の重要性とは?
大切な大切なかけがえのない子どもたち。
日々何かを吸収し、学んで少しづつ大きくなっていきます。
気付いたら小学生、中学生、高校生、大学生、大学院生、、、目的や目標は人それぞれ違うにしても、基礎学力をつけて肉付けする形で学んでいくのが人間です。
ここで、発達段階や学習環境について、少し砕いてご紹介していきます!
子どもの発達段階と学力の関係
子どもの学力は、発達段階に密接に関連しています。
言語能力、認知能力、運動能力など、各段階での発達が学力に影響を与えます。
例えば、言語能力が発達することで、読み書きの基礎が築かれます。
「言語能力」は読み書きの根幹とも言えるものですが、「月齢の割には言葉が遅い、どもる、連語が出てこない。」等、悩まれる親御さんも少なくありません。
しかし、個人差なので周りと比べられませんが、しっかり意思疎通できるようになってから様々な習い事に参加しても決して遅くはありません。
ポイントは、「言葉」の問題に合わせて、「そもそも興味があるか?、興味を強く持てるか?」に尽きます。
0~3歳の幼児期の重要性
0~3歳の幼児期は、学力の基盤を築くために最も重要な時期の一つです。
この時期には、言語刺激や触れ合いの機会を豊富に提供することが必要です。
例えば、赤ちゃんとの会話や絵本の読み聞かせなどが挙げられます。
一見、一方通行のような感じに取れる読み聞かせも、繰り返し行っていくことで、赤ちゃん自身も聞く体制、受け入れる体制をとっていこうとします。
そして、月齢が上がってくる度に、「話を聞く姿勢や目線、どれだけ集中できるか?」等が自然と身についてきます。
ここで1つ注意ポイントですが、座っていられない、話をしても毎回上の空、、、というケースもあります。
そこは冷静に見極めて、一度専門家に診ていただきましょう。
決して、劣っているわけでも無く、しっかりとしたケアもあわせて学んでいくということで、ストレスなく充実した生活を送っていけるようになるからです。
3歳~6歳の幼児期の学習環境
3歳~6歳の幼児期は、学習能力が急速に発展する時期です。
この時期には、遊びを通じた学びや身近な環境での学習が重要です。
例えば、数や形を楽しむゲームや、絵を描く活動などが有効です。
この時、土台となっているのは、0歳~3歳前に経験した基礎部分です。
個人差も、この時期から大きくなっていきますが、いずれある程度までいくと落ち着いてくるものです。
焦らず着実に学んで「自信」をつけていければ良いでしょう。
学校教育と学力の定着
学校教育もまた、子どもの学力の発展に大きな影響を与えます。
適切な教育プログラムや教材を提供し、子どもたちが基礎学力を定着させるサポートを行うことが重要です。
例えば、算数や国語の授業で基礎的な概念を理解することが挙げられます。
この時期の土台の根幹は、就学前に色々と経験した部分となってきます。
しっかりと「自信」もついてきているので、モチベーションも上がりやすく何でもチャレンジして行ける頃かと思います!
家庭の役割と学力の育成
家庭は子どもの学力の育成において欠かせません。
親が子どもの学習に興味を持ち、家庭での学習環境を整えることが重要です。
例えば、家族での読書タイムや、一緒に工作をすることで、学習意欲を高めることができます。
ここで重要なのが、親も興味を持って見守ることです。
年功序列で、過去にやってきた教科や単元も、今の教え方や物事の捉え方というもは変化があります。
「今はこうやって覚えてるんだ!」と、理解をしっかり示してあげましょう!
子どもの学力は一筋縄ではいかない
子どもの学力は一概には決まりません。
個々の子どもには異なるペースや特性があり、学習スタイルも異なります。
そのため、一人ひとりの子どもの発達段階や学習スタイルに合わせたサポートが必要です。
どこに「きっかけ」があって、いつのタイミングでストライクゾーンに入るのか、全く予想や見当もつかないかと思います。
何気ない会話や、家族で出かけたロケーションのかなに隠されていたりすることもあるので、色々な視点で見守ってあげましょう!
まとめ
子どもの基礎学力は、子どもの発達段階や学習環境に大きく影響されます。
適切な刺激や関わりを持って包み込み、子どもの学力の基盤をしっかりと築くことが重要です。
子どもの学力は一朝一夕で決まるものではなく、長い時間をかけて育成されるものであることを理解し、適切なサポートを行いましょう。
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